カタツムリやナメクジ、タニシ、カエルなどを生で食べてはいけません。火を通せば安全ですが、東南アジアなどこの病気が多い地域ではこれらのものを口にしないほうが安全でしょう。最悪の場合は寄生虫が原因で命を落とすことがあります。カタツムリやナメクジなどを生で食べることはディスカバリー番組…… more のジャングルのサバイバル「The Naked」では当たり前の光景ですが、この寄生虫がハワイにも存在していて先月から住血線虫症（Rat Lungworm　Disease）の発症者が出て問題になっています。ハワイ州保険局によると、州内での発症件数は過去１０年間でハワイ島で６０件、マウイ島では２件でしたが、この４月に発症した９件は６件がマウイ島、３件がハワイ島になっています。英語名のように、ネズミの肺に寄生する寄生虫が病原体で人の脳内にまで寄生して死に至ることもあります。住血線虫は、熱帯・亜熱帯地方の台湾、タイ、インドネシアなどの東南アジアや太平洋諸島に分布しています。日本では沖縄で発症例があり幼時が一人亡くなっています。住血線虫は、ネズミの糞からナメクジやカタツムリなどに感染します。野菜やフルーツに付いた目に見えないような小さな不透明のナメクジなどを誤って口にして、住血線虫が体内に侵入する場合が多いようです。ハワイで一般的なカヴァ・ジュース（植物の根のジュース）がハワイ島では発症源のようです。ジュースを提供したボウルの保管が問題だったようで、屋外に放置されたジュースボウルの中にナメクジが忍び込んだようです。ジュースを飲んだ人が住血線虫症を発症させています。サンフランシスコからハネムーンでマウイ島にやって来たカップルは、新婚旅行から帰るとすぐに入院という悲惨な経験をしています。マウイ島で学校に通うシアトル出身の今日の新聞の写真の女性は、ハワイの医師は住血線虫症だと診断できなく、シアトルに戻って初めて住血線虫症だと診断されました。ハワイの関係者の住血線虫症に対する認識の低さを嘆いています。住血線虫がヒトの体内に侵入すると、脊髄や脳へ移動し激しい頭痛、手足のしびれ、嘔吐、めまいなどがします。場合によっては、脊髄炎や脳炎を引き起こし後遺症が残ることもあります。最悪の場合は、死に至ることもあります。寄生虫が原因の疾患は、明確な治療法はありません。カタツムリやナメクジなどが付着している可能性のある土が付いているような野菜類は念入りに水洗いしたり、生のままではなく火を通して調理して食べた方がいいようです。（本土からのパック野菜は３度水洗いされています）＊アロハストリートのハワイブログランキングに参加しています。 クリック応援よろしくお願いします。マハロ ＊アメリカ合衆国の人気ブログランキングにも参加しています。 是非こちらもクリックよろしくお願い足します。 アメリカ合衆国(海外生活・情報) ブログランキングへ      close

ハワイの生もの注意はA型肝炎だけじゃない