今から50年前の1972年、ワイキキのど真ん中、クヒオ通りのマリオットホテル・コートヤードの裏手にあるコーラルテラスの7階で殺人事件があった。アラモアナセンターのマクドナルドで働く19歳の女性が自分のアパートで体中をナイフで切りつけられて死んでいるのが発見された。ルームメイト（1…… more 8歳女性）が発見した時には、女性はすでに血の海の床に息絶えていた。有力な手掛かりがなく、殺人事件は迷宮入りとなってしまった。事件発生現場となった女性のアパートから押収された血が付着したタオルが、殺人事件を解決することになったのだ。ホノルル警察によると、警察はバージニア州のＤＮＡテクノロージ社に血液鑑定を依頼して容疑者を探しだした。DNA鑑定にはカリフォルニアに住む容疑者の息子のDNAサンプルが使用された。現代の進歩した科学的解析が決め手となった。容疑者は当時ハワイ大学の卒業生で大学院の助手を務めていた人物だ。驚くことに容疑者は、ネバダ州で40年以上法律実務に携わり、州レベルで副司法長官および副地方検事にもなっている。1994年にはネバダ州最高裁判所の議席に出馬している。その後、ネバダ州リノで弁護士として開業している。法を守らなければならないことを最も要求される職につく人物の過去が殺人犯とは、何ともおぞましいことだ。50年の間、毎日ビクビクして生きていたのだろうか？永久に捕まらないと思っていたのだろうか？裁判所によると、容疑者は警察の追っ手が及ぶと自殺を図ったそうだ。おろかな小心者は本気で死ぬ勇気もなく、これからホノルル警察に身柄が拘束されて裁判が始まる。２つのランキングに参加しています。クリック応援よろしくお願いいたします。にほんブログ村アメリカ合衆国(海外生活・情報) ブログランキングへ close

50年前のワイキキ殺人犯が判明